古い地図でルート確認

いきなりお外に飛び出す前に、どっからどこまで太子道を辿れそうか地図で確認しておきましょう。
例によって陸軍陸地測量部の二万分の一地形図(明治41年)と、現在の国土地理院の二万五千分の一地形図の、太子道付近を拡大して並べてみました。デジカメ撮影後、縮尺がだいたい一致するように加工してます(いいかげんスキャナーを手に入れたほうが・・・)。

左が今の地形図、右が明治の地図。この間100年も経ってるのに意外と雰囲気変わってないなあ。
赤矢印でマーキングしたのが太子道。斜めに線が入ってるのがわかりますでしょうか。川の蛇行具合は明治以来けっこう直されてますが、太子道のあるところの土手だけ明治時代の時点ですでに直線的なので、ここは近代の河川の改良でこうなったわけではなく太子現役時代から直線だったんでしょう。
上から二番目の矢印と三番目の矢印あたりがモーゼをやったとこ。一番下の矢印付近は保津の環濠集落です。
こっから南は明治の時点ですでにほとんどわからなくなってます。実際にはあぜ道の角度とか見たら新ノ口あたりまでは痕跡辿れるんですが。
新旧地図をよく見比べると特徴的な地名が若干消えてたりして面白いんですがきりがないので省略。