難読地名の旅

奈良から当麻までは単なる通過路なので中将姫に関連する寺社などはありませんが、奈良らしい愉快地名がつづきます*1
まずは豊成邸跡から南下しますと外京のはずれに出ます。

この一帯は「京終(きょうばて)」と言います。みてのとおりJRの駅名になってるんでこれは読める人多いかも。
ここから西に向かって進みますと、古代の中つ道(東四坊大路)に出ます。中つ道を南下して大安寺前を過ぎると「神殿」の辻(八条大路との交差)に出ます。

読みは「しんでん」ではなく「こどの」です。地名の由来はここで祭祀をしてたわけではなく、神田(しんでん)があったことに由来するらしいのでシンデンと読んでも恥ずかしくないもん。平城京は田畑や空き地も多く長閑なたたずまいの都だったようです。
郡山(添下)方面ににいくには神殿を西に曲がります。まっすぐまっすぐ行くと、

劣悪な道路事情を誇る奈良を南北に貫く数少ない道、国道24号線を横断する辻は「杏町(からももちょう)」です。ここをまっすぐ西に行くと以前の日記でとりあげた奈良口に至ります。

*1:ここらへんが媚びたところ