DEMは捨てないでおこう

3月28日に地理院の高精度数値標高データ(5mメッシュ)が公開されたらしい。この話題が(一部世界的に)一時期のろくろ的盛り上がりを見せている中、PostGIS2.0のRCがリリースされました。ついこのあいだ PostGIS で DEM扱う記事書いたのはいいタイミングだったのかも。
とりあえず、PostGIS 2.0 RC1 に 地理院の 5m DEM 入れてみた。適当にGeoTIFF変換して、

raster2pgsql -s 4326 -t 225x150 -I -M [入力ファイル.tif] [出力先テーブル] | psql -d [出力先DB]

こんな感じで、無加工で Google Earth に重ねるとこんな感じ。

山や丘陵、池が透過してる。水面や水系外(?)のデータは no-data なのね。
PostGISで陰影つけて出力するとこんな感じ。

CREATE TABLE [出力先] (rid serial PRIMARY KEY, rast raster);
INSERT INTO [出力先](rast) 
 SELECT ST_HillShade(rast, 1, '8BUI', 5.5, 45.0) FROM [元テーブル];


起伏がよくわかってかっけー。
ところで、以前の日記で10mメッシュみたときに「亀の瀬付近の標高がおかしいんじゃね?」って疑問書いてたけど、今回の 5m DEM で同じ加工して同じところを見てみるとこうなってた。

やっぱデータの問題だったんじゃ?とりあえず「高精度」ってついたほうのデータで満足いく結果になったから 10m DEM はもうどうでもいいわ。
ツールやデータがそろってきたおかげで、僕みたいなアホの子でもDEMを扱える時代がきて胸熱!*1

*1:しかしJPGIS形式だけは誰得。最初の工程が無駄にハードル高いよ…