水面の高さを微調整する

今回はとりあえず、古墳時代飛鳥時代あたりの水面をターゲットにして水面を調整しようと思います。
前回の「お試し版」奈良湖でとくに気になったところは、島の山古墳が水没してること。島の山古墳周辺はその名前から考えて、かつて湖に浮かぶ"島"だったように思いますが、いくらなんでも完全に水没しちゃあ"山"要素がなくなってしまいますので、とりあえず5mぐらい水位を下げてみましょう。

CREATE TABLE [新テーブル名] (rid serial PRIMARY KEY, rast raster);
INSERT INTO [新テーブル名](rast)
 SELECT ST_Reclass(rast, 1,'[0.0-45.0]:46-1, (50.0-9999.0]:0', '8BUI', 0) rast
   FROM [元テーブル名];
CREATE INDEX "[インデックス名]" ON [新テーブル名] USING gist (ST_ConvexHull("rast"));
ANALYZE [新テーブル名];

今回は、ピクセル値が水深を表すように、Reclassでピクセル値の増分を反転してみました。
ついでにラスタインデックスも付与してみまみた。

西名阪法隆寺IC南の大塚山古墳とかも水の上にでたよ。こんなもんでいいかな?

ただ、太子ゆかりの達磨寺や近鉄黒田の北側の太子道(筋違道)がまだ一部水没しちゃってるんで、飛鳥時代想定だともうちょい水ぬいといたほうがいいかも。

けど微調整も飽きたから、ここはゴッドハンド方式ダイナミックな地殻変動があったということにして、太子道を捏造しておきましょう。
とりあえず2mぐらい、ぐぐっと持ち上げます。

CREATE TABLE [新新テーブル名] (rid serial PRIMARY KEY, rast raster);
INSERT INTO [新新テーブル名](rast) 
 SELECT ST_MapAlgebraExpr(
        a.rast,
        ST_AsRaster(ST_GeomFromText('POLYGON*1', 4326),
          a.rast, '8BUI', 2, 0, true),
        'CASE WHEN [rast1] - [rast2] <= 0 THEN 0 ELSE [rast1] END', 
        '8BUI','FIRST', '0', '[rast1]', 0)
   FROM [新テーブル名] a;


逆モーゼ的に問☆題☆解☆決!不自然なとことか全く見当たらないっす。

*1: 135.7762 34.5696, 135.7765 34.5696, 135.7741 34.5760, 135.7738 34.5760, 135.7762 34.5696