オチなくてごめん

私は香芝の葛下川沿いに住んでたので毎日二上山を見て育ちました。市町村合併により北葛城郡当麻町が消えて葛城市と言う悲惨なまでに広域な地名になり非常に残念に思ってます*1。だいたい、人と話するとき“カツラギシ”が葛城市の話か葛城氏の話かの区別がつかないなんて非常に不便です*2。当麻の由来となった当麻氏は但馬国との音の類似(たぎま・たいま)からわかるように、但馬、尾張氏、海部氏(「海部氏」は「あま氏」と読みます。去年の日記で非難した「あま市」という新地名の由来なんですが、正直ひらがなだけじゃわからないですよね。)と関係が深い、遠い土地をも想起させる愉快地名だったのですが。なお、当麻という地名は、日本武尊が「泥深い」(タギタギシ)と思ったことから、タギマ→タヘマ→タイマと変化した、という説明がオフィシャルらしいです。

*1:母の実家の田辺市はさらに悲惨。田辺湾も本宮も竜神田辺市で、富田川河口付近の上富田町あたりは田辺市じゃないっていうのは、あのあたりの土地勘をもつ者の感覚ではどうかしてるとしか言いようがない。

*2:日常生活で葛城氏の話をする機会なんて滅多にねーよ。