やっと当麻寺


私が訪れた日はほかに参拝客がおらず、金堂や講堂は鍵かけて閉めてました。金堂にいたお寺の人に、ひとつひとつお堂のカギあけてもらった。扉開けるとお寺の人は私一人残して本堂に帰って行った。つまり貸し切り状態。すばらしい国宝や重文の仏様を思う存分舐めるように拝み放題でもう最高。
平安遷都1300年祭で最近の週末は平城宮跡周辺で人がごみのような人ごみにもまれて真新しい大極殿とか見るのもいいですが、当麻寺とか室生寺とか奈良県中部にある寺社には意外と人が来ておらず、ゆっくり参拝できておすすめですよ。

役行者が陀羅尼助*1を作った井戸だそうです。

この日はたまたま中将姫展とかやってたので資料をじっくり拝んで曼荼羅の複製を目に焼き付けてたらあっという間に夕方になり。

ア〜〜〜イア〜ムコ〜リンギュ〜♪
春分の日秋分の日の頃の夕暮れ時、二上山の2つの峰の間に日が沈みます。折口信夫が中将姫が曼荼羅を織り上げるのを春から秋の話にしたのは、二上山に沈む夕日に弥勒菩薩を見る宗教的体験を背景にしてる風です。難しいことはよくわかりませんがたしかに神秘的な雰囲気はありますね。

*1:ラニスケ。奈良に古くからあるお薬。奈良は昔は製薬でも有名で、漢方のツムラも奈良発祥。ツムラの製品パッケージに描かれてる女性の絵は実は中将姫だったりします。