見なかったことにして事なきを得ました

先日飲み会の帰りに天王寺駅でおもいっきりゲロを踏んでしまってですね、...という話ではなく、インターネットではどぎついエロが逃れられないレベルで氾濫し、携帯には酷いエロスパムが日常的に配信され、エロのインフレも行き着くところまで行った感もある昨今、もはやテレビのパンツアニメなんかエロではなくギャグとして認識されてる*1状況で、CDジャケットの(エロくもなんともない)ちちを隠してアートワークを台無しにすることにどれほどの意味があるんだろう。アメリカの美術の教科書では「ビーナスの誕生」とかにモザイクがかかってるんだろうか???
とはいえ私は規制氏ね氏ね派ではない。実際、ちょっと前に話題になった「蘇民祭」とかを目にするのは全然OKだけど、「人体の不思議展」のポスターが電車内にかかってるのは正直無理*2。社内吊り広告は位置によっては回避不能なので鉄道会社が慎重になるのはわかる。JR東のコメントを見る限りポスターそのものの良しあしは論点にする気はなかったろうに変な方向にとりあげられて気の毒だった。表現規制のたぐいは、「表現されたもの」だけを見るのではなく、「見たくない人が見ないですむか」、「見せるべきでない人に見せないですむか」、「それは本当に有害か」みたいな軸とのバランスを取るのが大事でしょう。つまりパンツ規制反対

*1:もうパンツはニコニコでしか見る気がしない

*2:御堂筋線の吊革につかまったら真正面にこれが来る。朝からどよんど。