OracleSpatialは良いものなのでありますか?

私、DB2, SQL Server あたりについては割と詳しいほうだと自負しとりますが、Oracleのど素人であることもまた、自他共に認めるところであります。別に私のまわりでOracle使うプロジェクトが少ないというわけではなくむしろその逆ですが意外と困りません。なぜなら"Oracleに詳しい人"っていう条件で人員募集かけたらOracle Masterさんは比較的入れ食いなので、私みたいなうさんくさいのの出る幕なしだからです。
しかしながらGISが絡むとちょっと状況が変わります。そこらでだぼはせ的に無差別釣り上げしたOracle Master さんに「Spatial を使ってこーんな感じの操作汁!」と依頼しても「はいそうですか」とはならんのが現実。で「さっぱりわからんからOracle Spatialについてレクチャーしてくれ」とか言われて、Oracle素人の私がさも何でも知ってる風に説明会しても意外と底の浅さがばれないわけですよ。GISのその裾野の狭さが最高です。


で、Oracleのマニュアルより。

6.2章
Oracle9i より前のSpatialでの計算は、ジオメトリのレイヤーに対して指定された座標系に関係なく、平面(デカルト)座標のみに基づいていました。したがって、測地座標系のデータの計算では、常に座標が平面上にある場合と同様に処理され、表面の曲率が考慮されないため、計算が不正確でした。リリース2(9.2)以上では、指定された測地座標系での地球の曲率を考慮して楕円体の表面が計算されるため、正確な結果が得られます。そのため、空間問合せは常に正しい回答を戻します。
〜 略 〜
問合せが地表面上のどの部分を対象にしているかに関係なく、極などの特殊な地域でも、正確な結果が得られます。そのため、選択した任意のデータおよび投影に座標を格納し、座標系に関係なく正確な問合せを実行できます。

いえだからどうとかではないんすけどね。