設定方法メモ

プログラマさんが設定方法についてわからなくて困るかもしれないので簡単に説明しときます。WM5以降でのBluetooth GPSの場合の測位データの流れは下記のようになります。

レガシーなGPSアプリ向けには仮想的なシリアルのインターフェースを介して生のGPS出力データを提供します。一方GPS中間ドライバに対応したGPSアプリ向けにはプログラムで扱いやすいように加工したGPSデータを取得するインターフェースを提供してます。
具体的な設定方法は、まずBluetoothの設定でGPSバイスにCOMポートを割り当てます。

次に、コントロールパネルのGPS設定アプレット*1[ハードウェア]タブでさきほど設定したCOMポートを選び、[プログラム]タブではプログラムからみたCOMポート(好きなポート番号でかまわない)を選びます。

 
で、各GPSアプリの設定画面で[プログラム]タブで選んだポートを指定すればOKです。

 
API対応のGPSアプリは設定不要です(上のLiveSearchと下のGoogleMapsを同時起動して測位中!)*2

 

レガシーアプリむけの仮想COMポート自体は共有できるわけではないので、この状態でレガシーなGPSアプリをもうひとつ起動すると失敗します。

 

左が失敗した様子。右は正常時の状態。

*1:もし「俺様の携帯のコンパネにはGPS設定画面なんてねえよ」という場合は、いろいろ工夫して出すのもいいですが、WM6 SDK入れれば下記のような場所に設定用アプレットと同じことをするための実行ファイルが入ります。"C:\Program Files\Windows Mobile 6 SDK\Tools\GPS\Settings.exe" X01T とかには標準で付くんじゃないかなー。

*2:背景の見た目はGoogleMapsのほうが格好いいけど現在地マーカーの矢印で方向がわかるLiveSearchのほうが使い勝手はよかった