お江戸日本橋の日本国道路元標


文字は佐藤栄作さん筆とのこと。昔の人は字がきれいですね。
道路元標自体は今となってはあまり意味がないようですが(行政的な意味で)、街の歴史をわかりやすい形で表現できており非常に価値が高いといえます。ここはねっとりと鑑賞しましょう。
メイドのいない日本橋を堪能したところで、皇居南沿いを経由して2km強西に行きます。すると、

日本水準原点(を守る建物)

地理院の西北国会の隣〜♪にはバカ田大日本水準原点」があります。明治時代に陸軍の陸地測量部があった場所らしいんですが、国会前から皇居を見下ろせるすごい立地です。国家の重大事業である測量にはやはり一等地が与えられてたとういことなのでしょうかね。

屋根の下あたりに篆書体で「*国帝本日大*」と書かれてるのがわかるでしょうか。ミノタウロスでも封印されてんのかよとつっこみを入れたくなるような味のある建造物です。
ついでに最近話題の日比谷公園にも足をのばしてみました。

さすが日比谷公園。大阪の靭公園の場合は「靱本町一丁目」とかなんですが、個人的には公園名を町名に含めないほうが好きですね。

日本経緯度原点

さて、水準原点から2km弱、東京タワーを目指して歩いていきますと麻布のロシア大使館のあたりに出ます。周辺には何人も警官が立ってますのできょどらないように注意しつつ堂々と大使館裏手にまわりますと、ありました。

最初目の前まで来てたんですが入り口がわからなかったので警備員さんに聞きました。おもに山系の三角点マニアとかの人が訪れる場所と予想してたので「このあたりに一等三角点あると思うのですが」と聞いてみたのですが「???」でした。「経緯度原点...」と聞きなおすと無事教えていただくことができました。見通しのよい小高い丘の上でなかなかいい気分です。さすが三角点。

名称が「緯度経度原点」ではなく「経緯度原点」であることもなかなか興味深いところです。写真の台湾製GPSの表示はLAT-LON順なんですよ。
ところでここは国交省の狸穴分室前ですが、狸穴坂の方からはアプローチできません。

大阪の場合は町名の由来を書いた石碑が建ってましたが、東京の場合は坂の名前と由来を書いた木の柱がいたるところに建ってます。東京都がどういう経緯でこういう事業をやっているのかs(略。*1
経緯度原点をみたついでに近くの東京タワーへ。50kWの電波を浴びに行ってみたんですけど、送信設備の見学はできないようだったので上らずに帰ってきました。見せてくれたっていいのによー。ゆんゆん!

*1:東京は起伏が多くて散歩が楽しいですね。武蔵野台地と比べて大阪の上町台地は規模も小さく起伏もゆるやかなので散歩er的な魅力があるところは少ないですね。

フジキッチンのビーフシチュー


いや、何をしに東京に行ってたのかというと浅草の洋食屋で昼ご飯を食いたかったもので(違)。本来は水曜定休ですが今日は祝日だからか開店してました。いやーうまうま。お昼間に飲む酒はおいしいっすね(そっちか!)。

電話の良番が高価で取引されてると聞きますが、住所の良番も誇らしげに掲げたくなるもののようです。